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Disobedient Body

2021年 ミクストメディア

 

この大きな意図は「ファッション」を通じて我々の物理的身体、社会的身体に対する認識の境界を横断させ、その境界をさまざまなファッションに関する社会背景から考察し表現することでより我々の身体変容の可能性を示唆させることである。

 

「身体」によって「衣服」を規定しているのではなく、「衣服」によって「新たな身体」の可能性を提示する。私たちの身体はファッションという概念を通して日々さまざまな状況、場合に適応して変容してきた。それは物理学的な変容と社会的記号における変容が互いに関わりながら衣服を通して更新してきた。今日においてはSNSなどによるECサイトの普及による衣服の物理的平面化ないし記号的画一化、科学技術に伴う身体の拡張、ユニフォームによるジェンダー、及びヒューマン的物理的身体の規定、幻肢痛などの知覚がもたらす衣服の身体的認識のブレ、そういった衣服ないし装身具により今日における衣服がもたらす身体の認識を新たな視点から捉え直しより身体の境界の拡張・更新を図る。

 

 今回は人間の身体がより衣服によってもたらされる枠組みを※1様々なモチーフを参照に今の身体の境界を越境し、更なる身体への想起の掛け方、且つ身体の向こう側にある誰かの存在そのものの追求を表現する。

 ※1:歴史的な資料とフィクショナルな物語を取り入れ、カテゴリー化された物理/社会的身体の様々な(人間/非人間、健常/障害、ジェンダー、ユニフォーム、美/醜、存在/非存在など)枠組み=モチーフを捉え直し、生成変化のある流動的で新たな可能性のある未来を想像するために展示。 

 

 そうして未来のあらゆる可能性の身体変容の可能性を社会的、物理的視点で捉えることでより曖昧で流動的な我々の身体を一様化、カテゴリー化した抱括的な在り方ではない、多方面に広がる可能性を持つ可能性の示唆を目論みとする。

(補足)且つ衣服がただの消費として使われるのではなく、且つ(実在)が先に立って機能するものではなく、存在しづらかった何か/存在する可能性のある何かのために衣服が存在すればよりそれはより存在の影を強くし、更なる存在の可能性の提示にも繋がると考える。

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